【DX/AI活用】プロンプトの書き方ひとつで答えが変わる

生成AIへの質問文(プロンプト)の書き方によって、AIの回答の質は大きく変わります。本講座では、プロンプトを看護の「問診」に例えて解説します。患者に「体調はどうですか?」と曖昧に聞くのと、「昨夜から頭痛はありますか?10段階でいくつですか?」と具体的に聞くのでは得られる情報の精度がまったく異なるように、AIも同じです。褥瘡予防・薬剤・看護記録の3テーマで悪い聞き方と良い聞き方を比較し、回答の違いを示します。看護現場で使えるプロンプトのコツとして、役割を与える、条件を具体的にする、出力形式を指定する、出典を要求する、不確かなら「不明」と答えるよう前提を置く、の5つを紹介します。ただし、どんなにプロンプトを工夫しても解決できない構造的限界があります。学習データの期限切れ、個別患者への適用不可、情報の真偽判定の不能、長い会話での文脈喪失の4つです。聞き方を磨くと同時に「聞いても無駄な領域」を知ることが本当のAIリテラシーです。後半では、30分で実施可能な体験型研修のワーク案を提示。同じ質問を違うプロンプトで比較する、AIの回答を教科書で検証する、プロンプトを改善して再質問する、AIの限界を参加者自身の言葉でまとめる、の4ステップで構成しています。座学ではなく体験から気づきを得ることが、リテラシー教育の鍵です。